耳鳴り治療薬開発へ キョーリン、10年度にも治験
キョーリンの製薬子会社、杏林製薬は耳の中で音が鳴り響く耳鳴りの治療薬を開発する。2011年3月期にも臨床試験(治験)を始める。耳鳴りの一因とみられる神経の過剰な興奮を抑える新型の薬剤で、既存薬が効かなかった患者の治療につなげる。 開発する耳鳴り治療薬は「ネラメキサン」。ドイツの製薬会社のメルツ・ファーマシューティカルズから日本での独占的な開発・販売権を取得して、治験の準備を進めてきた。神経伝達物質が特殊なたんぱく質に働き掛けて神経を興奮させるのを妨げ、耳鳴りを改善するという。 発見したのは東大の徳永勝士教授らと東京女子医科大学、国立国際医療センター、デンマークのステノ糖尿病センターなどのチーム。成果を8日、米科学誌に発表した。(07:00)

