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医薬品卸最大手のメディパルホールディングスは医薬品の開発・製造に進出する。臨床試験(治験)受託大手のシミックと2012年夏をめどに共同出資会社を設立する。新会社では、遺伝性の血管異常など国内で有効な薬が流通していない難病薬の研究開発から販売まで手がける。病院や薬局などとの厳しい価格交渉で卸事業の利幅が薄れていることから、川上への進出により利益拡大を目指す。
新会社の資本金は1億円で、シミックが51%、メディパルが49%を出資する。
シミックが既に開発に着手しており、14年までに3種類の発売を目指す。血管異常で気道などに腫れ物ができる病気や、血中の酵素異常により腹痛などを引き起こす病気の薬を開発する。これらの病気はまだ国内に有効な薬がなく、患者は海外から個人負担で輸入した薬を使用している。
今後、国内で承認取得を目指す。海外の薬価などから試算して、16年をめどに3種類合計で年間15億円程度の売り上げを見込む。新たな薬の研究も始める。
メディパルは7月に業務提携した中堅製薬の日本ケミカルリサーチに対し、医薬品の研究開発費の提供を予定しているが、自社で本格的に製薬を手がけるのは初めて。
シミックは薬の開発時の治験を請け負う大手。病院など広く医療機関を顧客に持つメディパルと組むことで、販路が拡大できるメリットがある。
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